1984年、米国のレーガン大統領の提唱により計画がスタートし、日米欧加露の協力により建設が進む国際宇宙ステーション(ISS)は、幾多の困難を克服し、いよいよ今年の秋に完成します。昨年の5月末からは滞在宇宙飛行士の人数も6名に増員され、宇宙環境を利用した科学研究・技術開発やその他様々な取り組みが本格的に実施されています。

ISSに取り付けられる「きぼう」日本実験棟も、スペースシャトルによる3回の打上げと、3名の日本人宇宙飛行士が参加した軌道上での組立により、昨年7月に遂に念願の完成を果たしました。 現在は、生命科学や物理など各種分野の実験や研究、地球大気の状態監視や宇宙起源の謎に迫る観測などが本格的に行われています。

「きぼう」は、日本が初めて開発した、大規模でかつ多機能な有人の宇宙実験施設です。宇宙飛行士が長期間にわたって様々な実験や研究を安全で快適に行えるように、有人宇宙施設ならではの厳しい安全要求や技術課題を克服して開発されました。「きぼう」は、打上げ後から今日に至るまで大きなトラブルもなく、日本の技術力は米国航空宇宙局(NASA)を初めとする他のISS計画参加国から高く評価されています。

この度、宇宙航空研究開発機構では、「きぼう」の完成を機に、日本が「きぼう」の開発を通じて獲得した有人宇宙技術について広くご紹介すると共に、宇宙先進国の仲間入りをしたこと及び有人宇宙開発の将来と夢について、皆様と一緒に考える機会を持つため、標記シンポジウムを開催することと致しました。

本シンポジウムでは、「きぼう」の開発及び軌道上での組立てなどに携わった技術者や宇宙飛行士らによる講演と有識者を交えてのパネルディスカッションを行います。

つきましては、この機会に多数の方々のご参加をお願い致しますとともに、皆様からの貴重なご意見を頂ければ幸いです。


2010年 2月14日(日) 13:30-17:00(開場12:30)

 

東京国際交流館(東京都江東区青海2丁目79)
ゆりかもめ、船の科学館駅から徒歩3分

 

<講演>

  • 「きぼう」で獲得した有人宇宙技術:白木 邦明(JAXA理事)
  • 「きぼう」開発企業の視点:福田 信彦(MHI主幹プロジェクト統括)
  • 国際宇宙ステーション搭乗体験談:若田 光一(JAXA宇宙飛行士)他5名(米、露、欧、加)

 

<パネルディスカッション> 司会 的川 泰宣(JAXA技術参与)

(パネリスト)

  • 立花 隆(ジャーナリスト)
  • 淺田 正一郎(MHI宇宙機器部長)
  • 長谷川 義幸(JAXA執行役)
  • 若田 光一(JAXA宇宙飛行士)

(論点)

  • 宇宙先進国の仲間入りをしたこと
  • 有人宇宙活動の将来と夢

 

事前申込制(参加費無料、先着順。500名程度)
大変ご好評につき、申し込みが定員に達しましたので、受付を終了させていただきました。誠にありがとうございました。

当日は多数の来場者が見込まれるため、お早めにお越しいただけますようお願い致します。